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県内避難者「健康相談会」実施〜子供を思う切実な思い伝わる!(2012.04.03)

 兵庫民医連「県内避難者健康相談会」が3月24日の神戸協同病院に続き、3月29日(木)宝塚の良元診療所と姫路の共立病院、4月1日(日)東神戸病院で開催されました。4会場で12家族(福島県2、茨城県1、千葉県2、神奈川県1、東京都6)32名の相談を受けました。
 今回の健康相談会は「東日本大震災後に避難された方」を対象に呼びかけましたが、実際相談を申し込まれた方、問い合わせがあった方含めてすべて放射線による被害を心配されている方でした。良元診療所では放射線被害の実相を知り相談会の前に先入観なしに実態をお聞きするために職員10名でミニ学習会を行い、意思統一をしてから2組を、同日の共立病院では外来総師長が対応し1組を、東神戸病院では15名体制で7組のご家族の相談を受けました。それぞれ約1時間の相談の中身は「甲状腺の異常や体調の変化があり検査の要望」「食品、給食への不安」「政府の情報隠蔽の憤り」等、共通していたのは「被ばくに関して不安があっても、まともに話を聞いてくれる医療機関は少なかったけれど、ここで話せて気が楽になった。整理がついた。」と自らも前に進もうとされていたのが印象的でした。
 参加した職員からは「思ったより症状のある方がいる。子供の皮膚症状の多さに驚いた」「今できることを後悔しないために子供のために親として当然の事として動いている」「共感した、とても勉強になった」「ここに相談に来られる人は意識も高く、経済的にもまだ恵まれている方だろう。もっと相談できずに苦労している人がいると思う」「子供を思うお母さんの切実な思いが伝わってきた」等。この相談会で私たちは“生の声”を聴きました。
 今起こっている実態をつかみ困難な状況にいる人が何を求めているかを知ることが大切です。全ての方から食品の汚染の危惧と7割の方から兵庫県が瓦礫の広域処理を受け入れることへの怒りを寄せています。被害者の方に寄り添い、いっしょに原発ゼロの運動を起こしていくことを「脱原発」推進委員会とも連動していきたいと思います。
 この相談会では、広範なつながりで各方面の方々にお世話になりました。日頃お付き合いのある民主団体の皆さん、インターネット等で知り合えたネットワーク、保育ボランティアの学生さん、兵保連の保育士さん、ご協力に感謝いたします。
 今回は実行委員会を組織して取り組んできましたが、これは実行委員会だけの取組ではなく、困難な状況の人に寄り添うという民医連運動の実践です。是非、全体に共有していきたいと思います。郷地実行委員長より「放射線の健康被害への取り組みは、長期にわたるものであり、今後とも私たち医療従事者が実態の把握や健康管理など、相談者の訴えに耳を傾けながら末永く頑張っていきましょう」と発言いただきました。
これで終わりではなく、今、始まったばかりなのです。(松本理花)
 県内避難者「健康相談会」実施〜子供を思う切実な思い伝わる!
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